2014年11月22日土曜日

虱騒動

パパからの贈り物。そして…
天才さだまさしの一曲に「シラミ シラミ そらシラミ」という詩から始まる、歌詞と音階が同一という摩訶不思議な珍曲があります。その名も「虱騒動(シラミソードー)」。ちなみにボサノバ風。
今までシラミと聞くとさだまさしくらいしか思い出すことはなかったくらい縁遠いものでした。

11月はママの誕生月。
パパにしゃぶしゃぶを食べに連れて行ってもらったり、アジキユウジのケーキをたくさん買ってもらったり、子ども達もニコニコの幸せいっぱいの休日が終わり、誕生日の当日の月曜日。
夕方、突然保育園からの電話が鳴りました。

「ぴぃちゃんの頭にシラミの卵がありました!!」
「!!!!」

誕生日気分が見事にぶち壊しです。
保育園に早迎えに行き、髪の毛の根元に多数ひっついている乳白色の小さな卵を確認させてもらいました。
数週間前から園で流行っているので気を付けてくださいというお触れがありましたが、毎日お風呂にも入っているし他人事と思っていました。

どうすればいいのか全く分からず、先生に「駆除用のシャンプーなどもあるそうなので、とりあえず皮膚科に行ってみてください」と言われたので、急きょ皮膚科を受診。
ですが、シャンプーや薬などは処方してもらえず、「薬局でスミスリンという市販のシャンプーを買ってください」と言われただけで帰されてしまいました。
シャンプーは保険適用外なので薬局で買った方が安く済むとか。受診しなくてもよかった。。。

しかもこのシャンプー、ちょっとしか入ってないのに3000円くらいする!!!高い!!!
家族全員駆除するから、確実に1個じゃ足りないし!!
シラミの怖いところは、一緒に寝ている家族にもうつってしまうところです。

家に帰ってぴぃちゃんの頭を隅から隅まで確認し、卵がひっついている髪の毛を一本一本切る作業を開始。
冒頭の写真は、駆除中に撮ったものなので、ボッサヘアーです。
卵はちょっと引っ張っただけでは取れない位頑丈に髪の毛にへばりついています。
もちろんぴぃちゃんは長い時間じっとしていてくれないので、TVをつけ、キャラメルあげるから動かないでね!と交渉。
結局1時間半くらいかけて30個くらい採取できたでしょうか。
ほっとくと数日間で数百個にもなってしまうそうなので、まだいいほうだったのかも。
機嫌が悪くなりつつも動かないでいてくれたぴぃちゃんエライ。

うーちゃんの頭も見ましたが、2~3個発見できました。
髪が薄くてシラミも隠れられないから少なかったのかも。

となると自分の頭にも生息しているかもしれないという恐怖感が漂います。
卵から孵ったらやっぱり幼虫なのかな!???も~それを考えただけでもゾッとします。
しかし、調べたところ卵から孵った姿は殆ど成虫と変わらないそうで。は~それだけでも大分気が楽に。。。

誕生日の浮かれ気分から一転、恐怖のシラミ駆除生活がスタートしました。

保育園で使っているお昼寝用のシーツと毛布とお散歩用の帽子を毎日持って帰り洗濯。
園にお迎えに行くと、他のお友達にうつらないよう、持ち帰り専用の箱にシーツ類が入れられています。(クラスに4人いるようでした。感染しているお友達が誰なのかバレバレですw)
家で使っているシーツも枕カバーも毎日洗濯。(途中で枕の使用を禁止しました)
洗濯洗濯 掃除掃除の日々。
布団にスチームアイロンをかけてみたり。
これ、仕事してたら対応できただろうか!?休み中でよかった。。。

卵や成虫が家のどこに潜んでいるのかわからないのが恐怖でしたが、(車の背もたれとかにも恐怖を感じていました)成虫は血が吸えなければ2~3日で死ぬというのだけが心の支えでした。

シャンプーだけでは安心できないので、シラミ駆除用のコームも買いました。
金属製の目の細かく詰まった櫛です。
これで毎日髪の毛をすき、物理的に卵を駆除。
みんなの髪をといたのですが、パパだけぜんぜん櫛が入っていかないし。
パパ剛毛だと言う事が判明。

そういえば、ぴぃちゃんがちょっと前から顔にぶつぶつができて、だんだん広がっていき、なかなか治らないので皮膚科に行って来て、とびひと言われたのですが、これってシラミが原因だったのかも!
シラミの痒みのせいでとびひになることもあるとか。
しかもそれがうーちゃんにもうつってしまったようで、ぐちゅぐちゅの湿疹が全身に広がってしまい大変なことに!!
これが一番かわいそうだった。。。

けれども、3日に一回の農薬シャンプーを計4回使用し、卵がないかと気をつける生活を続けたら10日間ほどで収束したもようです。
シャンプーが強力すぎて、うーちゃんのやわ髪が枝毛になってしまいました。
シャンプー生活は終わりを告げたのに、保育園からは念のためと言われ更に1週間洗濯生活は続きました。

今年は頭シラミが大流行しているというニュースを見ました。昭和の遺産ではなかったようです。
不潔清潔関係なく感染してしまうし、中にはシャンプーが効かない新種まで存在するのだとか。
もう、シラミがこんなに大変なものだとは。
忘れられない誕生日プレゼントになりました。イラネー…
今年もIKEAの生モミの木を購入。

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